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時をさかのぼる森歩き。メタセコイアが揺れる紅葉の中で恐竜と出会う(太古の森|香川県三木町)

香川県三木町にある「太古の森」を歩いてきました。名前だけ聞くと少し大げさに感じるかもしれませんが、足を踏み入れると、その名がついた理由がすぐに分かるような独特の空気が広がっていました。

私が訪れたのは11月中旬。紅葉が深まりきる直前のタイミングで、森全体がゆっくり色づいていく過程を感じられました。

太古の森へ行くためには「三木町総合運動公園」の駐車場に車を停めます。「三木町総合運動公園」にはバス停もあるので、公共機関でも移動できそうです。



駐車場から「太古の森」へ向かう道も、分かりやすく看板が出ていたので迷う心配も無用。駐車場から森までは「水上アベニュー」と呼ばれる浮き橋の道を歩いて向かいます。


板と板の間の隙間が無かったので、吊り橋等のあの隙間が苦手な私でも安心して渡れました!

ただ、浮き橋はしっかりした造りですが、構造上なかなかに揺れます。
とはいえ、湖の静けさと景色に意識が向くので"アトラクション感"ではなく"景色とゆっくり歩くプロローグ"くらいの感覚。途中の小さな広場や湖面に映る光もきれいで、散策の始まりとしてわくわく感が高まります。


また、この浮き橋がかけられている池は、讃岐百景のひとつ「山大寺池(やまだいじいけ)」。江戸時代初頭に整備されたもので、現在も約102ヘクタールの農地に水を供給する役割を果たしています。


浮き橋にはこんなベンチも設置されているので。
橋の上で風と水の揺らぎを感じながら、のんびりした時間を過ごすこともできますよ。


そんな浮き橋を渡って、続くのは登り階段。
少し歩くと、左手にこんな看板が。


そこから更に数十歩あるくと、右手に「太古の森」全体マップがありました。
個人的すぎる話で大変恐縮なのですが、ちょうど最近、恐竜や古代生物がいっぱい出てくるゲーム配信を見ているところだったので、自然の中に恐竜が描かれていることに思わずテンションが上がります。笑


看板によると「みどりの丘」「展望の丘」「記念の丘」「太古の広場」の4エリアある模様。看板の下には...


なるほど。
害虫・害獣には十分に気を配りつつ、進みましょう!

と、看板から目を離し、進行方向を見ると......


なんかいるぅーーーーっ!!!(大興奮)


こちら「みどりの丘」エリアの「ディメトロドン」です!!!!
有名な恐竜映画「ジュラシック・ワールド」にも登場しています。

ペルム紀と呼ばれる、今よりはるか昔、現在の北アメリカに生息していたとされる「ディメトロドン」。

背中の大きな「帆」がよく知られていますが、その正体は恐竜ではありません。哺乳類につながる系統に近い「単弓類(たんきゅうるい)」と呼ばれる仲間で、古い地球の生態系で重要な位置を占めている生物だと考えられています。

寒さと乾燥が強い当時の環境下で、強い顎としっかりした体で獲物を追い、他の脊椎動物を捕らえる立場にいたとされています。

ディメトロドンという名前は、ラテン語で「2種類の長い歯」を意味し、その特徴を象徴するように、目を引くのはやはり鋭く並んだ歯です。

なので、先日発売されたばかりの コトバス公式旅系VTuber海杜こと(愛称:ことりん)のアクリルキーホルダー を取り出しまして、パシャリ。


鉄板の「きゃー!! ことりんが食べられちゃうー!!!!」をやりました。満足......!

ちなみにお腹側から、ディメトロドンの中に入ることもできます。鋭い歯の間から顔をのぞかせて記念撮影もできますので、ぜひお試しください。


夢中になっていたディメトロドンから顔を上げると、視界いっぱいに広がるのは真っ直ぐに伸びた「メタセコイア」の木々。クリスマスツリーのようなきれいな円錐型のカタチをしています。


「メタセコイア」は、太古の森を象徴する植物。
ここには約2,700本植えられており、まっすぐに並んでいて、高さもほぼそろっており、とても迫力のある景色です。

「メタセコイア」は"生きている化石"とも言われています。
300万年前の昔の地層からメタセコイアの仲間の"化石"は見つかっていました。そのため、昔の地球にはこの木が生えていたことは分かっていたのですが、今の地球には生きている木が見つからず、絶滅した植物だと思われていたのです。
ところが、1945年 中国の山あいで本物の生きた木が発見されました。これが大きな話題となり、メタセコイアは「生きた化石」と呼ばれるようになりました。


この研究に深く関わったのが、三木町出身の植物学者・三木茂博士です。
博士は化石を調べる中でこの木の特徴をつかみ、中国で生木が発見される4年前となる1941年に「メタセコイア」という名前をつけました。
当時は地球上から絶滅した植物だと考えられていたので、この三木博士の命名が大きな一歩だったとされています。三木博士が特徴をまとめ命名した後に、中国で生木が見つかったことで、その研究の正しさが裏付けられ、世界中の研究者から更に注目される存在になりました。

こうした背景を知りながら並木道を歩くと、静かな森が、長い時間を越えて生き続けてきた木々の物語を持つ場所として、一層深く見えてくるはずです。


「メタセコイア」の道を歩いて、「記念の丘」エリアへ向かいましょう。

メタセコイアの道は風が抜けると枝と葉が揺れ、音や光が少しずつ変わります。自然の中を歩きながら、気持ちがだんだん整っていくような感覚。紅葉のピークだけでなく、落葉の季節や新緑の時期も違った良さがありそう。季節を変えて来る楽しみがありそうですね。

と思いつつ歩いていると、恐竜といえば......!の定番恐竜がこっちを見ているではありませんか。


そう、ティラノサウルス!


でっかい!!!!
爪もでっかい!!!


ティラノサウルスといえば、まず目を引くのがその堂々としたカラダ。
肉食恐竜の中でも「大型獣脚類」というグループに属し、その中でも史上最大級とされる存在でした。実物の体長はおよそ14メートルに達し、立っているだけで圧倒的な迫力があったと考えられています。


その巨体を象徴するのは特徴的な頭部。
全長の1割以上、約1.5メートルにもおよぶ巨大な頭をもち、長い個体では30センチほどに伸びる鋭い歯がずらりと並んでいました。この頭部と歯の組み合わせは、まさに"肉食恐竜の王"と呼ばれる理由そのものです。

さらに、ティラノサウルスは脳も比較的大きかったと考えられています。形は細長い筒状で、そのなかでも特に嗅覚などの感覚を担当する領域が発達していたとされています。きっと獲物を探したり、追跡したり、仕留めるたりするための能力に優れていたんでしょうね。


「太古の広場」エリアには、「記念の丘」エリアからすぐそこに。「展望の丘」は軽い山登りのような道を3分ほど登っていくとお社があるちょっとしたスペースがありました(「展望の丘」も登りたい方は、足場がなかなかハードなので、必ず歩きやすい靴で行ってくださいね!)。


「みどりの丘」に戻って、最後は「トリケラトプス」。
本来、全長約9mとされている巨大恐竜がだいぶミニマムサイズに。とってもかわいいです。


「太古の森」は、派手さのある観光地というよりも、自分のペースで静かに歩きながら自然に向き合える場所だと感じました。写真が好きな人は光の入り方や足元の色の変化をじっくり撮れますし、散策が好きな人は道そのものの心地よさを楽しめるはずです。

歩き終えたあとも、ただ「きれいだった」で終わるのではなく、長い時間を越えてきた自然の背景を思い返すような、静かな余韻が残りました。ほんの少し知識を知っておくと見える景色が変わるので、下調べをしてから訪れると、より深く味わえると思います。



ちなみに「太古の森」へ訪れる際には、ナビ検索に「太古の森」ではなく「三木町総合運動公園」と入力するのがおすすめです。「太古の森」で検索すると、道中&行きついた先での転換に、まあまあな運転技術を要する場所に連れて行かれますのでご注意を。


私みたいに運転が苦手な方は「三木町総合運動公園」でナビ登録がおすすめです。ただし、月曜日は「三木町総合運動公園」がお休みなので駐車場が利用できません。予定を決める時はそこだけ注意しておくと安心です。

※詳しい情報は外部サイトをご確認ください。

【太古の森(三木町観光協会)】
所在地 〒761-0613 香川県木田郡三木町大字上高岡2547-1
サイト https://mikicho-kanko.com/topics/tourism/787.html


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※本コラムは2025年11月時点の情報をもとに記載しております。施設やサービスの内容に変更がある場合がございますので、訪問の際には事前に最新の情報をご確認いただきますようお願い致します。

この記事を書いた人

コトバススタッフ
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