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四国の玄関口から話題の三豊への直行バス・後編 < うどん空港シャトル / 香川県 >

四国の玄関口から話題の三豊への直行バス・前編 < うどん空港シャトル前編 / 香川県 > 続き

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琴平バスの新規就航路線うどん空港シャトルに乗って、四国の玄関・高松空港から香川県西部のホットエリア・三豊市へ向かいました。

父母ヶ浜(ちちぶがはま)

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5便 : 高松空港(13:45)→琴平Kotori(14:30)→父母ヶ浜(15:20)

終点・父母ヶ浜に到着。
これまで父母ヶ浜へ来るには自家用車・レンタカー頼み。公共交通機関で来ることが出来るようになったのは画期的な事です。
うどん空港シャトルは約1時間30分のバス旅ですが、観光バス型の足元広々バスでゆったりここまで来ることができました。

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帰りもうどん空港シャトルを利用するので、散策前にバスの時刻を確認してからこの場所を離れることにします。

復路は下りた場所でバスに乗るか、道路反対側になるか。
その辺りがわかりにくいのと、反対側にバスが停まっても道路を渡るための横断歩道が近くにありません。大勢の方々が訪れる場所なので、行政や関係省庁等との連携で改善が望まれる点であるように感じました。

この時は、ここ父母ヶ浜がバスの終点でしたが、便によっては「須田港(すだこう)」まで延長運転が行われます。
須田港は、瀬戸内国際芸術祭2019・秋会期会場にもなっている三豊市の離島・粟島(あわしま)への発着港。秋会期には香川県西部の離島がいくつか会場に選ばれていますが、アクセスに少々難があります。高松空港から乗り換えなく行くことができるのは、とても便利で助かります。

仁尾のたこ判(たこばん)

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到着前にバス車内から浜を眺めた通り、今は潮が満ちていて鏡面世界とはほど遠い。夕方に潮が引き始めるので、それまで周辺を散歩することにしました。

幸い父母ヶ浜の近くに、有名B級グルメのお店があります。

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たこ判 小前(香川県三豊市仁尾町)

「仁尾にたこ判あり」
と称される、地元で人気のローカルフードで、大判焼き機でたこ焼きを作るイメージ。味やボリュームはたこ焼きとお好み焼きの中間。近年はB級グルメとして、あまりにも有名になりました。

が、お店は昔のまま。店先の立て簾(たてす)が良い感じです。

イートイン・持ち帰り
両方可能。持ち帰るとゴミを出してしまうので店内で食べようと思いましたが、

*「あー、店の中暑いけんな、ええとこ教えたるからそこで食べ」

※この時は平日の夕方で他にお客さんはいませんでしたが、週末や昼時はたこ判求めて長蛇の列ができます。調理時間が40分くらいかかる案内があり、予め電話で注文して欲しい旨の案内が掲示されていました。

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教えてもらった場所は、父母ヶ浜を眺めることができる防波堤。

浜に最近誕生したおしゃれなレストラン・カフェも良いですが、気候が良い時は「おそとごはん」が最高。特に今時期の気温で風が無い日は、何物にも勝ります。

地元グルメを堪能しながら、潮が引き始めるのを待ちます。

潮が引き始めた浜辺

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到着から1時間ちょっと経過(5便で来て14便で戻る場合、現地での滞在時間が約2時間あります)。

少しずつ潮が引き始めました。それに伴って浜辺に人影が現れ始めます。たこ判を食べ終わったところで、父母ヶ浜へ向かいます。

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潮が引き始めたら早い!
どんどん砂地が現れます。

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よく「日本のウユニ塩湖」と紹介される父母ヶ浜。潮が引くにつれ陸地に近い部分の海水が流れ出し、砂浜が顔を出し、海水の水たまりができます。

正面に見えている島は「伊吹島(いぶきじま)」
前述の粟島と同じく、瀬戸内国際芸術祭2019・秋会期の会場に選ばれている、観音寺市(かんおんじし)の離島。さぬきうどんの出汁として重要な「いりこ」の好漁場として有名です。

伊吹島の右に僅かに見えている小さな島は「股島(またじま)」
少し離れて、お椀を逆さにしたような形状の島は「円上島(まるがみじま)」
これらの離島は無人島で定住者は居ません。香川県にカウントされる離島ですが、距離・時間的には愛媛県四国中央市の川之江港等から向かう方が近い。あまり知られていませんが、香川県最西端の地が股島です。

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今回、一緒に行った友達を浜辺に立たせてみました。

場所は抜群なのですが、色々と映えないのはお許しください。

写真を撮っていると、どう撮るのが良いのか徐々にわかってきます。

日本のウユニ塩湖を目指して集まる人たち

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潮が引き始めると一人、また一人と浜辺に人が現れます。

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この日の下げ止まり(最も潮が引いた状態)はまだずいぶん先。潮位自体もそれほど低いわけではありません。天気も見ての通り。

潮位
潮時
天気



これらの条件が全て揃う日に来ることができれば最高。

「潮位」「潮時」は予め調べることで条件が良い日を選ぶことができますが、「天気」はその日次第。この日はご覧の通りの曇天で、夕陽が顔を出すのは日没間際にあるかどうか。

まあ、贅沢は言えません。
それよりもこの日の雲の隙間から光が射す、天国を思わせるような情景は見事です。

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どこのどなたか存じ上げませんが、母子と思しき二人が浅瀬を渡って、干潮で出来た島に上陸しました。

昨今、親子間の事件が数多く報道される中、とても微笑ましい光景。父母ヶ浜は児童虐待と無縁の世界だな、と感じました。

父母ヶ浜の散策を終えて

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この日は平日でありウユニ塩湖を感じるロケーションではなかったものの、夕方の干潮に合わせてそこそこの方々が訪れているのは、さすが話題のスポットというところ。

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10月上旬の今、日没は18時前。

もう少しここに居たら、太陽が分厚い雲から下りて来るのに!
と思いながらも、うどん空港シャトルの最終便は14便の17:20なので、泣く泣く切り上げてバス停に移動しました。

>注意
が、少し事情が違いました。

「イブニング便」
父母ヶ浜18:45

須田港19:00

琴平19:40

が設定されています!

この便に乗車するのであれば、今の時期は日没まで浜に居ることができます。

通常便と異なる点が、

「高松空港まで行かない」
事ですが、この時間に高松空港に着いても航空便が無ければ、街へ向かうリムジンバスも無いので、間違えて空港へ行ってしまわないためにも良い設定です。
どっちみち17:20発の14便に乗車しても、「琴平Kotori」で下りてことでんに乗車して高松に戻る予定にしていたので、これは失敗でした。

高松...ことでん
善通寺・丸亀・坂出・高松...JR

琴平でそれぞれの鉄道に乗り換えることで、戻ることができます。

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更に潮が引き始めた父母ヶ浜をバスの中から眺めながら、帰路に就きました。

琴平までは1時間弱のバス乗車時間ですが、しっかり身体を休めながら戻ることができました。

10月の父母ヶ浜散策に良い日程

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こちら、気象庁発表の潮位表をご覧ください。

左が満潮、右が干潮で数字の単位はセンチ(cm)ですが、この時期は干満差がとても大きいことがわかります。

満潮398cm/干潮15cm
これだと実に400cm(=4m)近い高低差があります。この数値を家屋に置き換えると、一般的な家の1F天井よりも高い。今が一年で最も潮位の変動が大きい時期と言えます。

父母ヶ浜の散策には、
「夕方」「干潮」の条件が向いていると思うので、それでいくと

10/12(土)から10/14(月)
が、潮の下がり幅的にはちょうど良いです。

別で日没時間を調べると、これらの日程は「17:34」となっているので、「干潮+夕陽」だと、10/12(土)では少し早い感じ。14(月)がベストです。

後は「天気」がどうかなということになりますが、このたび新たに台風19号が発生しました。同日程で日本列島に接近する予想針路が出ているので、悩ましいところです。

別の日程では、

10/27(日)から10/29(火)
が、潮の下がり幅が良さそう。

夕陽としても、↑の日程より約2週間後なので、更に日没時間が早まって「17:17」。「干潮+夕陽」がバッチリ合います。

面白いところでは、

10/30(水)から10/31(木)の早朝
この時の下がり幅がとても大きい。父母ヶ浜は西向きなので夕陽とは向かい合わせになりますが、違う方向から太陽が当たった場合にはどのような情景になるのでしょうか。夕方に浜を訪れた話はよく聞きますが、「明け方に行って良かった」という話は聞いたことがありません。

早朝の方が空気が澄んでいて、干潮だとしても訪れる人は少ないんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。

せっかく遠路はるばる父母ヶ浜を訪れるのであれば、事前に条件が良い時を調べてから行く方が、旅がより良いものになると思います。

気象庁 潮位表
重要> 父母ヶ浜は香川県ですが、こちらのホームページで調べることができる浜から最も近い観測地点は愛媛県の「伊予三島」です

うどん空港シャトル専用車での運行

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うどん空港シャトル専用車での運行は、以下の便になります。全車専用ラッピングバスの運行ではありませんので、ご注意ください。

モーニング便 : 琴平Kotori6:20→須田港7:00
<上り>4便 : 須田港7:05→高松空港8:55
<下り>1便 : 高松空港9:15→須田港11:05
<上り>8便 : 須田港11:25→高松空港13:15
<下り>5便 : 高松空港13:45→父母ヶ浜15:20
<上り>12便 : 父母ヶ浜15:20→高松空港16:55
<下り>9便 : 高松空港17:10→須田港19:00
イブニング便 : 父母ヶ浜18:45→琴平Kotori19:40
<下り>13便 : 高松空港21:30→ゆめタウン三豊22:50

※ 始発・終点のみ記載
※ 整備等のスケジュールによって、異なる車両で運行される場合があります
※ ダイヤは令和元年10月1日現在のものです

父母ヶ浜(ちちぶがはま)

うどん空港シャトルが便利です

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この記事を書いた人

野瀬 章史
野瀬 章史/ゲストハウスそらうみ 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 法名・照山の僧籍

四国高松でゲストハウスそらうみを運営する傍ら、四国八十八ヶ所霊場会公認先達として、お遍路さんの案内を務める。法名・照山(しょうざん)の僧籍も持つ。趣味はバイクツーリング、カヌー、登山、鉄道、料理など。日本の全離島・全地点を隅々まで回るべく、愛犬しょうとの日本一周旅の途上。