名前が強すぎるイベント、中身も強すぎた" 食と体験 "の一日(アスパラ大騒ぎ2026|香川県高松市)
【この記事で分かること】
・ 香川の春イベント「アスパラ大騒ぎ」は、なぜ毎年人気なのか
・ アスパラの常識が変わる「さぬきのめざめ」の魅力
・ 実際に食べて良かったグルメ&持ち帰りたくなる雑貨
"毎年春に開催される香川県のビッグイベント"といえば、何を思い浮かべますか?
香川県西部であれば、琴平で開催される伝統ある会場にて期間限定で歌舞伎を楽しむ「四国こんぴら歌舞伎大芝居」、国営讃岐まんのう公園で色鮮やかな花々が彩る「春らんまんフェスタ」がありますよね。
そんな中、私が推したい高松でのイベントといえば「アスパラ大騒ぎ」。
今回は、そんな「アスパラ大騒ぎ2026」に参加した際の様子をご紹介していきます。
<目次>
「アスパラ大騒ぎ」と私の出会い
アスパラ好きを量産させる「さぬきのめざめ」とは?
春の収穫祭イベント「アスパラ大騒ぎ」とは?
「アスパラ大騒ぎ2026」のイベント当日の様子
【1】 包トラトラ|焼小籠包で確信する"アスパラのポテンシャル"
【2】 spice U up|スパイスで引き出されるアスパラの新しい一面
【3】 Chotolat&lee e&(イート)|見た目も味も、パンで楽しむアスパラの贅沢
【4】 ステージイベント|会場全体を巻き込む"本気の大騒ぎ"
【5】 果実堂テクノロジー|「新品種あすたまJ」に感じるアスパラの未来
【6】 こんちゃん農園|"選びやすさ"まで考えられた丁寧な販売
【7】 喫茶モンシェリー|アスパラが"スイーツ"になる驚き
【8】 N cafe&gallery|思わず持ち帰りたくなるアスパラ雑貨
毎年行きたくなる香川・春の収穫祭「アスパラ大騒ぎ」
「アスパラ大騒ぎ」と私の出会い
この「アスパラ大騒ぎ」というイベント。
第一印象でイベント名にインパクトがあって、めちゃくちゃ良いですよね。
私がはじめて「アスパラ大騒ぎ」に参加したのは、瓦町FLAG屋上カワラパークで開催された2017年4月のこと。
友人に「"アスパラ大騒ぎ"に行かない?」と誘われたとき、最初はそのワードのインパクトにかなり戸惑いました。「アスパラって、多分アスパラガスのことだよね...? え、大騒ぎ...? え?? パリピなイベントなのかな...?? それともアスパラのコスプレで騒ぐとか...??」と、ハテナで頭がいっぱいに。
百聞は一見に如かず、ということで勇気を出して瓦町FLAG屋上へ。
実際に会場を訪れてみると、辺り一面が緑色。アスパラガスを食べるだけでなく、グッズや人との交流など、会場全体にアスパラ愛があふれていて、その活気に驚きました。
これは確かに「アスパラ大騒ぎ」と名付けるしかないし、最高にぴったりなネーミングだと実感。それ以来、私の中で春の定番イベントとなっています。
そしてもうひとつ、事前にお伝えしておきたいことがあります。
正直なところ、私はこのイベントに参加するまでアスパラガスに特別な興味はありませんでした。むしろ「根元が硬くて処理が面倒だし、可食部分も少なくて、ちょっと損した気分になるんだよなぁ・・・」といったネガティブな印象すら持っていたのです。
しかし、「アスパラ大騒ぎ」に参加し、香川県で開発された「さぬきのめざめ」を知ってからは、そのイメージが一変しました!!
「アスパラガスってこんなに大きいの!? 根元もそのまま食べていいの!? しかも柔らかくて味が濃いんだけどナニコレ...!」と、これまでの印象が一つずつ覆されていったのです。
「アスパラ大騒ぎ」というイベントに参加したことをきっかけに、アスパラガスは私の中で、一気に"好きな食べ物ランキング上位"へと躍り出ることになったのです。
アスパラ好きを量産させる「さぬきのめざめ」とは?
ここで少し、「さぬきのめざめ」が生まれた背景を。
アスパラガスは日本にもともと自生していた野菜ではなく、江戸時代後期にオランダ人によって長崎に持ち込まれたのが始まりとされています。当初は観賞用でしたが、大正時代頃から食用として広まり、現在ではご存じの通り、全国で親しまれる野菜となりました。
香川県でのアスパラガス栽培は、海外品種である「メリーワシントン」からスタートします。比較的育てやすく、一度植えると長期間収穫できることから、生産は徐々に広がっていきました。しかし、生産者が増えるにつれて、他の産地との差別化が課題になっていきます。
そこで、香川県の農業試験場が取り組んだのが、オリジナル品種の開発。1996年から試験を重ね、約10年の歳月をかけて誕生したのが「さぬきのめざめ」なのです。
この「さぬきのめざめ」の特徴は、まず見た目のインパクト!
実際目の当たりにすると、これまでの常識から桁外れに大きなそれにかなりの衝撃を受けます。大きいものは全長50㎝で出荷されるともいわれます(恐らく、一般的なアスパラの約2倍はあるかと思われる)。
通常のアスパラガスは、下の部分が硬く、切り落としたり、皮をむいたりする必要がありますが、「さぬきのめざめ」はその必要がほとんどありません。つまり、洗って食べたいサイズに切るだけ。まるごと一本を無駄なく使えるのです。
この扱いやすさと、瑞々しく濃い味わいが、世間のアスパラガスに対するイメージを大きく変え、私をはじめとし、次々と"アスパラ好き"を生み出しています(うどんタクシードライバーのらむちゃんも、その仲間の一人です!)。
現在では香川県内で生産されるアスパラの多くを「さぬきのめざめ」が占め、地域を代表するブランド野菜として定着しています。
またアスパラガスは栄養面でも、疲労回復をサポートする「アスパラギン酸」、血管を丈夫にするといわれる「ルチン」、美肌にうれしいビタミンC・Eなどを含み、健康と美容にも優れた野菜です。
これは、もう、食べるしかないですよね...!
春の収穫祭イベント「アスパラ大騒ぎ」とは?
現・アスパラ大騒ぎ実行委員会の國見さんが、イタリアで修行経験のある料理人から「収穫祭文化」の話を聞いたことが、本イベント誕生のきっかけだったそうです。
では、なぜ収穫祭をやろうと思った際に「アスパラガス」が取り上げられることになったのでしょうか? その理由は、主に次の4つ。
・ 前菜からデザートまで使える汎用性
・ シェフからの高い評価
・ 積極的な広報活動
・ 地元に広めたいという想い
こうした背景から、「アスパラガス」をテーマにした収穫祭としてスタートすることになったそうです。
「アスパラ大騒ぎ」の第1回は2013年、仏生山温泉で開催され、出展店舗数5店舗からスタート。その後、着実にファンを増やしながら、回数を重ねていき、今回で第13回を数える香川県を代表するイベントへと成長してきました。
13回目となる今回は、近年会場としていた高松市中央公園が工事中とのことで、2026年はサンポート高松多目的広場に場所を移して開催されました。
13件のアスパラガス農家さん(うち、1件は熊本から参加! )、39店舗の飲食ブース、6店舗のグッズブース、そしてステージイベント...等々、非常に充実した内容となり、近隣でのイベントとも相まって、大勢の人で盛り上がりました。
「アスパラ大騒ぎ2026」のイベント当日の様子
ここからは、当日の様子と私のイベント参加レポートを。
JR高松駅からアリーナへ抜ける道中にある会場に到着すると、まず目についたのが、こちらのフォトスポット。
そして、その右手には会場図!!!
事前の調べはついていたものの、こうやって見ると、改めてたくさんのお店が出店していることが分かります。
多数のお店に目移りしそうになりながらも、例年の反省を活かしてイベント30分前に会場へ到着し、私が真っ先に並んだのは「包トラトラ」さんの行列!
【1】 包トラトラ|焼小籠包で確信する"アスパラのポテンシャル"
毎年大人気で、過去には売切れで買えず辛い思いをしてきた包トラトラさんの「アスパラ焼小籠包」。今年こそは食べるぞ...! と意気込んでやって来たのです。
しかも、何やら噂によると今年はお値段据え置きで昨年よりBIGサイズになっているとか?! 絶対食べたい!!!
というわけで、既に出来上がっていた列に並びまして、無事GETしました。
ルンルンしながら、空いているベンチに座って、アツアツのうちにいただきます。
うっすら皮の下にグリーン色のアスパラがあるの、分かりますでしょうか?
口に含むと、甘い肉汁が弾けて、これでもか~!! というくらい、いっぱい入っている細めのアスパラが瑞々しくて...大変、美味。
裏側もこんな感じで香ばしくて、なんと素晴らしく完成された味なんだ。
一口食べるたびに噛みしめて「おいしい...」「肉汁すごい...」「買ってよかった...」と、思わず声に出てしまう美味しさでした。来年も絶対食べる。
【2】 spice U up|スパイスで引き出されるアスパラの新しい一面
続いて、向かったのは「spice U up」さん。
高松の街中でスパイスを使った創作料理とお酒を提供しているお店です。
まだまだ他にも食べる気マンマンということもあり「カレーだとお腹がいっぱいになっちゃうかな? どうしよう...」と思ったところ、ルーだけの販売もされていたので「アスパラとエビのカレー(ルーのみ)」をチョイス(ルーのみが選べるとは、顧客ニーズを分かってる~! )。
ぷりぷりの大きな海老と、太めのアスパラの食感が、スパイシーな深みのあるカレーとの相性バツグンです。
そして、こちらはサッパリと「アスパラと砂肝のコンフィ」。
コリコリとした砂肝と、みずみずしいアスパラに、フェンネルやローズマリーなどのハーブで香りづけした上品なオリーブオイルをまとわせた一品。爽やかさの中にしっかりとした深い旨みがあり、箸休めとしてちょうどよく、毎日でも食べたい味です。ハーブとアスパラの相乗効果、すごい...!
【3】 Chotolat&lee e&(イート)|見た目も味も、パンで楽しむアスパラの贅沢
こちらのお店では2種類のパンを頂きました。
こんちゃん農園のアスパラをまるごと1本使った贅沢な「エピ」と、アスパラと自家製ベーコンを使用した「フォカッチャ」です。
アスパラ1本まるまる使ったその大きさゆえ、ちょっと片手持ちでは全体が写真に納まりきりませんでした...!
「エピ」に添えられているのは、イチジクのクリーム。もちもちの生地に、水分をふくんだシャキシャキ食感のアスパラという食感の違いを、イチジクのクリームがまとめてくれる。うーん、おしゃれな味。
そして、「フォカッチャ」は持ち帰ってリベイクして頂きました。
表面が生地パリパリで中はもっちり。アスパラの淡白な甘さと、自家製ベーコンの甘い脂が合わさって、いくらでも食べられる美味しさでした。
【4】 ステージイベント|会場全体を巻き込む"本気の大騒ぎ"
イベント開会の際には、香川県知事 池田氏がお越しになり、ご挨拶をいただくところからスタートし、その後、アスパラモチーフの衣装に身を包んだバンド演奏や、トークやお笑いLIVE、キッズステージなどなど繰り広げられました。
列に並んでいる最中にも、陽気な音楽が聞けたり、思わず笑顔になるようなトークが繰り広げられているのを感じられて、ひと息つく暇もないほどの熱気。会場全体のボルテージを上げ続けていて、さすがの素敵な"大騒ぎ"っぷりでした。笑
(余談)ステージ後ろのイラストもちゃんとアスパラくんでした...!
【5】 果実堂テクノロジー|「新品種あすたまJ」に感じるアスパラの未来
ステージを見て「さあ、次はどこに行こう?」と飲食・物販ブースに向かおうとしたところ、視界に入った【 新品種あすたまJ 】【 試食できます 】の文字。それは......是非とも立ち寄りますよね!
こちらは、熊本益城町からお越しになった「果実堂テクノロジー」さんのブース。
九州の農研機構さんがプロジェクトリーダーとなり、香川県、東北大学及び九州大学が共同で育成してきた新品種「あすたまJ」。病気や気候の変動に強い品種だそうで、「さぬきのめざめ」の太さに目が慣れているせいか、やや細めに感じます。
早速試食を頂いてみると、「さぬきのめざめ」にも感じるようなほんのりとした自然由来の甘さの中に、少し感じる苦み。「さぬきのめざめ」とは後味が違う気がする。これは「さぬきのめざめ」とは競合することなく、アスパラの可能性が新しく広がりそうです...!!!
試食後は簡単なアンケートも記入させていただき、「あすたまJ」がこれからどのように市場に広がっていくのか、今後の展開が楽しみです。
【6】 こんちゃん農園|"選びやすさ"まで考えられた丁寧な販売
シンプルなアスパラを食べたら、無性にアスパラを買いたくなったので。後で行こうと思っていたアスパラガス農家さんが並ぶブースへそのまま足を運ぶことに。が、なんと! もう売り切れて、ブースを閉じはじめている農家さんもいらっしゃる状態。こ、これは、なんてこった。油断し過ぎました......。
先ほど飲食ブースでいただいて美味しかった、東かがわ市のアスパラガス農家『こんちゃん農園』さんの列に急いで並びます。
買いたいと思っていた紫色のビオレッタはやっぱり売切れてしまっていました...涙。なので、まだ辛うじて残っている「さぬきのめざめ」を購入させていただくことにしたのですが、ここで驚きの神接客を受けました...!
写真を見て頂くと、二つに分けて商品が入れられているのが分かるかと思います。販売してくれたスタッフさん曰く「左側が"少し細めだけれど多めに入っているアスパラガス"、右側が"本数少ないけれど、太めのアスパラガス"になっているんですよ」とのこと。
利用者側の使用用途を見越して、特徴に分けて販売をしてくれているなんて、なんと素敵なの「こんちゃん農園」さん...!!
スタッフさんの気づかいに感動して「こんちゃん農園」への愛を深めつつ、わたしは太めのホクホクなアスパラガスが好きなので、右側のアスパラガスを購入させていただきました。
ちなみに購入したアスパラガスはおうちで洗って、数センチの長さに切って(ピーラーで皮剥かなくていいので、下準備ラクチン!)。ベーコンと一緒に炒めて、バター醤油パスタにして、無駄なく美味しく完食。おいしかった~!
【7】 喫茶モンシェリー|アスパラが"スイーツ"になる驚き
本日最後のグルメとして選んで向かったのは、今回がアスパラ大騒ぎ初出店となる「喫茶モンシェリー」さん。
リッツ・カールトンをはじめ、名だたる名店でのご経験を持つパティシエの高い技術から生み出されるスイーツたちに好評のあるお店です。
いただいたのは、「ケークサレアスパラガス」。
ケークサレとは、フランス発祥の甘くないお惣菜系ケーキのこと。パッケージを開けた瞬間、ふわっと広がるハーブ(セージ)の香りに一気に引き込まれます。
ひと口食べると、しっとりとしたやさしい食感に、アスパラの爽やかさがじんわり広がるスッキリとした味わい。気づけばもう一口...と手が伸びてしまう軽やかさ。
「朝からこんなの食べられたら最高だなぁ」と思わず想像してしまう、ちょっと特別な休日の朝を連れてきてくれる一品でした。
【8】 N cafe&gallery|思わず持ち帰りたくなるアスパラ雑貨
それなりにグルメも楽しんだので、実はさきほどブース前を通った時に、気になったお店へ行ってみることに。
この写真を、見てください。
めっちゃ、かわいくないですか?!??
アスパラチャームやガラスの小物など、手作りされた温かみを感じるグッズの数々。その中でも、見つけてしまいました。私の収集癖を刺激してしまう「箸置き」を...。
香川県屋島・やしまーるをご紹介の際にも話したことがあるのですが、実は私、「箸置き収集」が趣味でして。こんな可愛い1点ものを目の前にしたら、心が揺さぶられないわけがありません。
そして、そんな心揺さぶられている中で、販売している目の前のスタッフさんが実際に作られたこと、非常に難しい技術(技術名もちゃんと聞いたのですが、忘れてしまった...涙)を使っていらっしゃること等々。制作者さんならではのエピソードを教えて頂いたら、こちらとしても、この商品に思い入れが生まれるわけで。当然、買わざるを得ないですよね...!
というわけで、我が家にカワイイ箸置きが増えました~!!(喜)
今日のアスパラ大騒ぎの想い出と共に、大切にしていこうと思います。
毎年行きたくなる香川・春の収穫祭「アスパラ大騒ぎ」
食べて、飲んで。喋って、笑って。聴いて、踊って。
気づけば自然と楽しくなって、みんなが"大騒ぎ"してしまう。
今年も「アスパラ大騒ぎ」はおいしくて、楽しい、とても活気があって心が弾む、香川の春ならではの素敵な収穫祭イベントでした。
このコラムをきっかけに、「来年は行ってみよう」と思ってもらえたら嬉しいです。来年の春は、香川特産のアスパラガス収穫祭「アスパラ大騒ぎ」へぜひお越しくださいね!
そして、私は来年こそビオレッタ(紫色のアスパラ)をGETする...!!!
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※詳しい情報は外部サイトをご確認ください。
【アスパラ大騒ぎ2026】
公式サイト https://r-suttamonda.com/category/aspara-osawagi/
instagram https://www.instagram.com/asparaosawagi/
Facebook https://www.facebook.com/aspara.kagawa/
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※本コラムは2026年04月時点の情報をもとに記載しております。施設やサービスの内容に変更がある場合がございますので、訪問の際には事前に最新の情報をご確認いただきますようお願い致します。
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