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連絡船の町 <岡山県・宇野>

瀬戸内国際芸術祭

2010年から「海の復権」をテーマに掲げ3年に1度開催されているアートの祭典です。舞台となるのは、「直島」「豊島」「女木島」「男木島」「小豆島」「大島」「犬島」「沙弥島」「本島」「高見島」「粟島」「伊吹島」「高松港」「宇野港」。

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宇野港

今回は、芸術祭の舞台の一つであり、島々(直島、豊島、小豆島)への旅の玄関口となる「宇野港」をご紹介します。

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宇野港は1909年(明治42年)竣工、翌年に宇野-高松間の航路が開設されました。以来78年間、1988年(昭和63年)の4月に瀬戸大橋が開通し鉄道網が整備されるまで、宇高本州と四国の鉄道を「宇高連絡船」という船がつないでいました。

1988年に宇高連絡船が廃止となり30年以上が経ちます。かつては24時間眠らない港と言われた航路も、今では20時前に高松を出航する船が一日の最終便となっています。当時連絡船が発着していたころの面影は、わずかに残る岸壁の一部のみとなってしまいました。

※写真は宇高連絡船の遺構

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連絡船の町

そのため、瀬戸内国際芸術祭宇野会場では、「連絡船の町」をテーマに掲げ、かつての連絡船の記憶を残し伝えていくと同時に、現在の航路存続のため、海運の歴史を探り、「海の道」の重要性を訴えてこうというプロジェクトに取り組んでいます。

その名も、宇野港「連絡船の町」プロジェクト!

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この取り組みの一つが2016年から宇野港フェリー乗り場正面のビルに掲げられた、大きな船の写真。これが、廃止直前まで運行していた連絡船です。

(ちなみに、手前の自転車も瀬戸内国際芸術祭2016の鉄作家小沢敦志さんの作品「終点の先へ」。自転車一つ一つに、かつての宇高連絡船の船名が付けられており、レンタサイクルとして利用もできます。)

宇野港や宇野駅の周辺には、そのほか、船にまつわる様々な写真が貼りだされています。

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撮り船

これらの写真は、毎年開催されている「撮り船」フォトコンテストの入賞作品。審査員は写真家の椎名誠さん、織作峰子さん、大西みつぐさん、そして瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター北川フラムさんです。

2019年もフォトコンテストが開催されます。瀬戸内国際芸術祭で島々を旅するみなさんもぜひご応募ください!

▼宇野港「連絡船の町」プロジェクトと「撮り船」フォトコンテストについて詳しくはこちらもご覧ください。https://archive.city.tamano.lg.jp/renrakusen/

たまののおと

そして宇野港周辺で見かけたらぜひ手に取ってみていただきたいのが、プロジェクトメンバーが作成している小冊子「たまののおと」。

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連絡船の記憶や、宇野港の「今」をたくさん詰め込んだ内容となっています!

瀬戸内国際芸術祭2019426日から始まります。宇野港から始まる船の旅や、新しい作品展開も楽しみに、ぜひ宇野港も足を運んでみてください。

この記事を書いた人

こえび隊
瀬戸内国際芸術祭ボランティアサポーター「こえび隊」

2010年より3年に1度開催されているアートの祭典、「瀬戸内国際芸術祭」を支えるボランティアサポーター。本祭年は世界中から1000人超のサポーターが集まる。芸術祭のない年も作品の公開や地域行事への参加など日々島々へ通っている。作品の説明や制作エピソード、島によって違う特徴や文化、瀬戸内の魅力などを織り交ぜたガイドも行う。芸術祭を軸に島と人とのゆるやかな繋がりを保つ役割を担い、芸術祭開催にとってなくてはならない人々。