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温故知新、モダンな屋島を知るアート空間(高松市屋島山上交流拠点施設 やしまーる|香川県高松市屋島)

前回の「屋島寺」に引き続き、屋島の観光情報をお届けします!
今回は「高松市屋島山上交流拠点施設(愛称:やしまーる)」をご紹介していきます。

屋島山上観光駐車場から、屋島寺を通り抜けて、テクテク歩いて約5分。

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独創的な形をした建物が目に飛び込んできました。

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そう、こちらが「高松市屋島山上交流拠点施設(愛称:やしまーる)」です!

屋島やその周辺地域の自然、歴史、文化などの魅力を広く発信し、これらを活用した様々な交流、学習の機会、憩いとふれあいの場を提供するために作られました。
周防貴之氏により、建物自体が「瀬戸内国際芸術祭2022」の作品として制作されており、一歩歩くごとに回廊の幅や高さが広くなったり狭くなったり、勾配やカーブなども変化する、非常におもしろくて美しい建築となっています。

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建物内にあるカフェスペースもおしゃれ!

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屋島の三大展望の一つ「獅子の霊巌(ししのれいがん)」に面した展望スペースもあります!

「獅子の霊巌」の展望台よりも、更に一段高くなっているので、瀬戸内海の島々や春日川の扇状地に広がる高松市街がより高い位置から望めます。

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そして、イチオシなのが、やしまーるでの体験型展示作品。
日本で唯一のパノラマアート作品「屋島での夜の夢」。チケットを受付で購入して、指定時間に会場へ向かいます。回廊の壁面に記された「Panorama Exhibition」のこの文字が目印。

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「屋島での夜の夢」は、東京藝術大学名誉教授で現代美術家の保科豊巳(ほしなとよみ)氏によって、源平合戦の「屋島の戦い」をテーマに制作されたパノラマアート作品となっています。

パノラマアートとは、円筒形の建物の壁に、遠近法を使って描かれた絵と、前面に配置された立体物のジオラマを組み合わせて、実際の風景のように錯覚させる芸術です。日本では、1890年ごろから西洋のパノラマ館をベースにした施設が登場し、全国で広く愛されましたが、時が経つにつれてその人気は衰退し、徐々に各地から姿を消していきました。そんな中、新たにパノラマアート作品が作られたというのは、大変貴重。"現代にパノラマアートが復活した"ともいえますね!

作品鑑賞の前には、暗室でのアナウンスがあり、その後に作品を鑑賞するという演出があります。
この演出によって、作品に一層没頭できるようになるので、個人的にはかなり好きなポイント。

そして、アナウンスの後に現れるパノラマアート作品は、縦5m、横40mのダイナミックな絵画で、右から左にかけて朝、昼、夜とシーンが移り変わっていきます。同時に、背景に流れる波音や照明も変化しているので、こちらにも注目していただきたいです。

隊列、馬、弓、やり、原爆のきのこ雲、声......。
戦乱の瀬戸内海と、今の瀬戸内海。
自分から遠い過去と近い過去、そして現代。

それらが交錯する思いの中で、わたしはなんとなく平和への願いが募りました。

残念ながら、こちらのパノラマアート作品「屋島での夜の夢」は、お写真NGなので、ここでは、瀬戸内国際芸術祭シーズンに展示されていた資料を少しだけご紹介。

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これらのたくさんの資料を元に制作された、実際の作品の迫力を是非とも自身でご体感ください。
そして、作品を構成する一つ一つを見て感じる、あなたなりの感想をぜひ心に抱いてみてくださいね。

さらに、やしまーるの受付近くには物販もあります!
この物販、かなり個性的かつ香川らしさが満点で、めちゃくちゃオススメなんです◎

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やしまの形がモチーフになった箸置き、庵治石使用した加工商品、香川大学×地元企業の共同開発したお菓子、などなどここでしか買えない商品がいっぱい!

中でも、ご当地箸置きの収集が趣味の私としては、見過ごせないのがやしまの形がモチーフになった箸置き!
「やしまのまくら」という名前のこちらの商品、「箸置き=お箸の枕みたい」というところから由来しており、
屋島を代表するお土産を作りたい!という思いで、屋島の四季折々の風景をガラスに表現できるようこだわって作られています。

商品の前で悩みに悩んで、ウンウン唸りつつ一緒に帰る子を考えた結果、わたしはやっぱり穏やかで優しい青の瀬戸内海の海が大好きなので、青色を基調にしたこの2つの子たちを連れて帰ることにしました☆彡

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一個ずつ手作業で作られたガラス製品で、模様や色が全て異なっているので、同じものが2つと無い唯一無二の商品っていうところも良いですよね~!この子たちは、紛れもなく、わたしだけの可愛い「やしまのまくら」たち~!( *´艸`)フフフ(喜)

おかげで食卓がまた一層、明るく楽しくなりました♪

お値段も1個550円(※2024/03/03現在)と、価格にも手が出やすいので、お土産にもぴったりかと!
ぜひぜひ、お買い求めくださいませ~!

※詳しい情報は外部サイトをご確認ください。

【高松市屋島山上交流拠点施設(愛称:やしまーる)】
所在地 〒761-0111 香川県高松市屋島東町1784-6
営業時間 9:00〜17:00(火曜日定休)
サイト https://www.yashima-navi.jp/jp/yashimaru/

この記事を書いた人

コトバススタッフ
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